【体験談】セイモアダンカンSH-5をGibson Explorerに取り付けて分かった実力|音抜けが劇的に変わった!

ギター

1. SH-5導入のきっかけ

僕がこの改造を決めた理由は、ヘイスミスのギター猪狩さんの音に惚れ込んだからです。
使っているギターは、Gibson Explorerの120周年モデル。
マホガニーの厚みと重みのある中音域が魅力なんですが、
リヤピックアップが少し丸く感じて、「歪ませたときの抜け」が足りなかったんです。

そこで選んだのが、セイモアダンカン SH-5 Custom
メタルにもロックにも対応できる万能ピックアップで、
「中音が太くて、低音がタイト」という評判を信じて導入しました。


2. 実際の取り付けとセッティング

取り付けたのはリヤ(ブリッジ側)。
そして、カバーはあえて外して装着。
見た目もスッキリしていて、メカニカルな印象に仕上がりました。

作業はリペアショップにお願いしましたが、
配線は基本的にハムバッカー標準(2芯)。
特別なスイッチングなどはなし。
交換後の第一印象は——

「お、音が前に出る!」

それまでこもっていた中域が前に出て、ピッキングのアタック感がしっかり感じられました。


3. SH-5のサウンドキャラクター

■ 中音が太く、歪みが気持ちいい

SH-5は“Custom”の名の通り、クラシックなPAF系とは違い、モダン寄りの音。
ただ高出力系にありがちなドンシャリではなく、ミッドがしっかり太いのが印象的。
パワーはあるけど、輪郭がくっきりしていて、音が潰れません。

■ ピッキングの反応が早い

Diezel Herbert mk3と組み合わせると、ピッキングの反応がとにかく速い。
少し強く弾くだけで、歪みの密度が変わるのがわかります。
特に**リフを刻むときの“抜け”**が段違い。
パームミュートも「ドスッ」ではなく「コツッ」と立体的に響きます。


4. クリーン&クランチの印象

意外だったのが、クリーントーンが使えるということ。
SH-5は出力が高いのでクリーンは厳しいかと思っていましたが、
ボリュームを絞るときれいに抜ける高域が残ります。
特にクランチ気味で弾くと、少しジャリッとした硬質な質感が出て、
ブルース寄りの曲にも意外とマッチ。ハーフトーンの音もきれいです。


5. Explorerとの相性

マホガニーボディ+SH-5の組み合わせは、正直かなり良いです。
低音の量感はそのままに、輪郭がハッキリ出るので、
「太いけど抜ける」音が作れます。

リズムギターではバッキングがしっかり前に出て、
ソロでは音が“抜けてくる”感覚。
Explorer特有の太い中低音が、SH-5によって一段と引き締まった印象です。


6. セッティングのポイント

  • ピックアップ高さ:弦から2.5〜3mmくらいがちょうど良かった
     → 高すぎると出力過多で潰れる、低すぎると腰が抜ける
  • 歪み量:ゲインを上げすぎず1時くらいまでで留めると、音の分離が最高

このセッティングで、HEY-SMITH系のサウンドにもかなり近づきました。


7. SH-5のメリット・デメリットまとめ

項目内容
✅良い点抜けが良く、ミッドが太い/反応が速く弾いていて気持ちいい/Explorerとの相性が抜群
⚠️気になる点出力が高く、繊細なクリーンは少し難しい/セッティングのバランス調整が必要

ただし、総合的に見ると、
“ガッツのあるロックサウンド”を求める人には最高の選択肢です。


8. まとめ:交換して本当に良かった!

今回、ExplorerのリヤをSH-5に変えて感じたのは、
「ギターが完全に生まれ変わった」ということ。

これまでは少し丸い印象だった音が、
今ではしっかり前に出て、ピッキングのニュアンスまで表現できるようになりました。
Diezel Herbert mk3との組み合わせでは、
パンク・メタル・ハードロック、どれにも対応できる万能トーン。

正直、この改造は大正解でした。
SH-5はパワーもあるのに扱いやすく、
初心者でも「良い音が出た!」と実感しやすいピックアップです。

筆者としては——

“これがExplorerの完成形かもしれない”
と感じるほど満足しています。

見た目も最高ですよ♪

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