1. 松阪市の名店「青雲志」との出会い
三重県松阪市にあるラーメン店「青雲志(せいうんし)」。
いまでは地元ファンはもちろん、県外からも朝早く訪れる人気店です。
僕がこの店に初めて訪れたのは創業当時。まだ店主がラーメン屋をされる前から交流させて頂いていました。
最初に食べた一杯のインパクトが忘れられず、それからずっと通い続けています。
現在は朝のみ営業、しかも提供メニューはまぜそば一本。
それでも行列が絶えない理由は、ひと口食べればすぐに分かります。
この店には“特別な旨味と空気感”があるんです。
2. 朝しか食べられないラーメン屋という特別感
青雲志の最大の特徴は、**「朝しかやっていない」**ということ。
オープンは朝7時台(※営業日はSNSなどで要確認)。
早朝から並ぶお客さんも多く、開店前にはすでに10人以上が並ぶことも珍しくありません。
朝からまぜそば?と思うかもしれませんが、
食べてみるとその感覚が変わります。
油っこさがなく、香り高く、スパイスの効いた味わいは、むしろ朝にちょうどいい。
食べ終えたあとに“重さ”よりも“満足感”が残る、そんな一杯です。
3. 現在の主力メニュー「まぜそば」レビュー
青雲志のまぜそばは、見た目からして独特。
チャーシューがとにかく大きく存在感があります。肉を食べに行ってるといっていいくらい味付けおいしいです。
まぜる前から食欲を刺激してきます。
麺は中太でコシが強く、ピロピロ感があり唯一無二の自家製麺。
タレは濃厚ながら塩気が強すぎず、旨味のバランスが絶妙。
スパイスの辛味、そしてタレの深いコクが一体となり、
まぜるたびに味が変化します。
特に印象的なのは、“朝でも食べきれる軽さ”。
油そば系にありがちな重さがなく、スッと入っていく。
僕はいつも食べ終えるころに「もう一杯いける」と思ってしまいます。
4. 常連として感じる青雲志の魅力
10年以上前から通って感じるのは、味のブレがない安定感。
そして、店主さんの“ラーメンに対する真剣さ”です。
毎回同じテンションで作られる一杯には、職人の気迫が感じられます。
トッピングの細かさ、麺のゆで加減、器の温度まで完璧。
どの要素も「お客さんに最高の状態で出したい」という思いが伝わります。
また、店の雰囲気も独特。
朝の静けさの中でラーメンをすすり、
店を出るころには太陽の光を浴びて「よし、今日も頑張ろう」と思える。
そんな不思議なパワーが、この店にはあります。
5. 並ぶ価値のある“朝のご褒美”
青雲志のまぜそばは、もはや“食事”ではなく“体験”です。
朝から並ぶ時間すら、この店の一部。
そしてその時間の先にあるのが、唯一無二の一杯。
ラーメン好きはもちろん、普段ラーメンをあまり食べない人にもおすすめできる軽やかさ。
まぜそばの新しい魅力を教えてくれる味です。
6. まとめ:青雲志は松阪が誇る朝の名店
青雲志は、ただ美味しいだけじゃなく、
「また明日も頑張ろう」と思わせてくれるラーメン屋。
それこそが、10年以上通い続けている理由です。
朝しか営業していない、まぜそば専門という“変わったスタイル”なのに、
これほどまでに人を惹きつける店はそう多くありません。
松阪に来る機会があるなら、ぜひ一度足を運んでほしい。
朝の澄んだ空気の中で食べるまぜそばは、間違いなく人生の記憶に残ります。

