ゴルフを始めてしばらくの頃、
僕はいわゆる 「とりあえず打ちっぱなしに通うだけ」タイプの練習をしていました。
同じクラブで、
ひたすら球数を打つ。
当たると気持ちいい。
ミスしても「回数こなせばそのうち上手くなるだろう」。
正直、当時はそれで十分だと思っていました。
でも――
練習場ではそこそこ打てるのに、本番のスコアはまったく良くならない。
これが現実でした。
打ちっぱなしで球数を打つだけでは、100は切れなかった
当時の僕は、
- ドライバーばかり打つ
- 7番アイアンだけをひたすら打つ
- とにかく「当たった・当たらない」だけで一喜一憂
という練習を繰り返していました。
確かに、
練習場ではそれなりに当たるようになります。
でもコースに出ると、
- 「この距離、何番で打てばいいんだっけ?」
- 「今の当たり、飛びすぎた?」
- 「手前刻めばいいのに、なぜかオーバー…」
というミスが止まらない。
ここでようやく、
**「あ、俺って自分の飛距離を知らないんだ」**と気づきました。
距離が測れる練習場に変えて、すべてが変わった
そこで途中から、
飛距離が計測される練習場に変えました。
目的はただ一つ。
「自分のクラブ別の飛距離を、現実的に知るため」
そして、当時の僕の目安はこうでした(※うまく当たった前提):
- ドライバー :約 200ヤード
- 5番アイアン: 約 180ヤード
- 5番UT :約 170ヤード
- 7番アイアン: 約 140ヤード
- ピッチング(PW): 約 100ヤード
- 52度ウェッジ : 約 80ヤード
- 58度ウェッジ : フルで約 50ヤード
これが分かった瞬間、
ゴルフの見え方が一気に変わりました。
それまで「感覚」で打っていたものが、
「距離」という数字ベースのスポーツに変わった瞬間でした。
距離が分かると「距離計」が欲しくなる
自分の番手ごとの距離が分かり始めると、
当然こう思うようになります。
「これ、コースでも距離が分かれば最強じゃない?」
そしてちょうどそのタイミングで、
上司から「エーグルヴィジョン」の距離計をいただきました。
それまでは正直、
- 「距離計なんて上級者の持ち物」
- 「なくても100切れるやろ」
- 「何となくで打てばええやん」
と思っていました。
でも、
自分の飛距離を把握してから使う距離計は、完全に“武器”でした。
距離計が100切りの“決定打”になった理由
特に変わったのが、グリーン周りの考え方です。
よく言われる:
「ゴルフは手前から」
この意味が、
距離計を使うようになってやっと本当の意味で分かりました。
- 残り 52ヤード
- → 58度だとオーバーする
- → 52度で軽めに打てばちょうどいい
こういう判断が
迷いなく、即座にできるようになります。
結果、
- グリーンオーバー → 激減
- 無謀なフルショット → 激減
- 「あれ、また奥か…」 → ほぼ消滅
100切りしたラウンドでも、距離計は間違いなく最大の武器でした。
100切りを目指すなら「球数」より「距離」が先だった
今振り返って、はっきり言えるのはこれです。
✅ 闇雲に球数を打つ
→ 練習場番長になるだけ
✅ 自分の番手ごとの飛距離を知る
→ コースマネジメントができる
✅ 距離計を使う
→ 手前から安全に攻められる
この3つがそろって、
ようやく「スコアが縮まるゴルフ」になりました。
まとめ|100切りを目指す人にまず伝えたいこと
- 打ちっぱなしで球数だけ打っても、スコアは劇的に良くならない
- まずやるべきは「自分のクラブ別飛距離を知ること」
- そこに距離計が加わると、100切りは一気に現実になる
- 特に「グリーン手前から狙えるようになる」のが最大の恩恵

