ライブで聴くHEY-SMITHのギターサウンドって、めちゃくちゃかっこいいですよね。
厚みがありながらも抜けがよく、歪みすぎずにしっかりコード感が残っている。
この記事では、そんなHEY-SMITHのようなギターサウンドを目指すための機材・セッティング・ポイントを、初心者でも分かるように解説します。
🎶 HEY-SMITHサウンドの特徴とは?
HEY-SMITHのサウンドは、いわゆる“ハイゲインパンクロックサウンド”ですが、
実はただ歪ませればいいというわけではありません。
ポイントは3つ👇
- ミドルがしっかりある歪み(抜け重視)
- 速いリズムでもつぶれないタイトな低音
- コードを弾いたときの分離感の良さ
特にライブやフェス会場のような大音量環境でも、ギターが埋もれずに前に出てくる音。
これは、アンプの特性とEQ設定、ピックアップの選択が大きく関係しています。
⚙️ 使用機材の方向性
筆者が使用している機材は、
「Gibson Explorer × Seymour Duncan SH-5 × Diezel Herbert mk3」の組み合わせです。
🎸 ギター:Gibson Explorer
Explorerの特徴は、ミドルがしっかり出る厚みのあるサウンド。
カッティングでも音が抜け、コード弾きでもつぶれにくい。
ロック〜パンク系にはまさにピッタリのギターです。
ゴールドパーツにも変更済みです☆
🔌 ピックアップ:Seymour Duncan SH-5
このピックアップは、やや高出力で中域が強調されているのが特徴。
ハイゲインでも輪郭が残るため、HEY-SMITHのようなアタック感のある音が出しやすいです。
歪ませてもコード感が消えにくいので、バッキングでもしっかりバンドサウンドを支えられます。
🔊 アンプ:Diezel Herbert mk3
ドイツ製のハイエンドアンプ。
特徴は、歪んでいても1音1音が明確に聞こえるタイトなサウンド。
ミドルの押し出しが強く、スピード感あるパンクサウンドに非常にマッチします。
🎚️ EQセッティングのポイント
EQ設定で音が劇的に変わります。
HEY-SMITHのような「歪んでるのに抜ける」音を出すには、以下を意識しましょう👇
| 項目 | 推奨設定 | ポイント |
|---|---|---|
| Bass(低音) | 1時 | 出しすぎるとこもる。引き締める意識。 |
| Middle(中音) | 10時 | HEY-SMITHの肝!ギターの存在感を決める部分。 |
| Treble(高音) | 14時 | キラッと感を出す程度。痛くならない範囲で。 |
| Presence | 15時 | 空気感と抜け感の調整用。PA環境で微調整。 |
特にMiddleを削らないことが超重要。
モダンメタル的に中域を下げると、HEY-SMITHらしい抜けのあるロックサウンドが失われてしまいます。
⚡ 歪みペダルを使うなら?
アンプ直ではなく、歪みペダルを使いたい人向けにおすすめなのがこちら👇
- BOSS DS-1X:歪みすぎず、コード感を残しやすい。
- MXR Distortion+:中音域がしっかり出て、スカパンク系に相性抜群。
- Proco RAT2:アタック感が強く、少し粗めの音を出したい人に。
アンプのゲインを上げすぎず、ペダルで味付けするのがコツです。
🎵 ピッキングと弦の硬さも重要!
HEY-SMITHのような切れ味のあるリズムを出すには、
右手のピッキングの強さと弦のテンションも大きく関わります。
おすすめは👇
- 弦の太さ:.010〜.046(レギュラーテンション)
- ピック:厚めの1.0mm〜1.2mm
ピッキングは「軽く弾く」より「振り抜く」意識で。
右手のリズムキープこそが、あのタイトなサウンドの本質です。
🎤 まとめ:HEY-SMITHの音は“中域とタイトさ”で作る!
HEY-SMITHのようなギターサウンドを作るポイントは、
「歪み量よりも中域」「音圧よりも抜け感」。
機材も大切ですが、それ以上に弾き方とEQの意識で大きく変わります。
- ミドルをしっかり出す
- タイトな低音を保つ
- 強めのピッキングでコード感を出す
この3つを意識すれば、手持ちの機材でもかなり近いトーンに仕上げられます。
ぜひ自分のアンプやペダルでも試してみてください!
最後は自分の手で音を作ります!頑張りましょう!

